素材の話

ダイアン・クライスの「レース・リーディング」

ずっとお会いしたかった、
アンティークレース鑑定家ダイアン・クライスさんの
アンティークレースのレクチャーを受けることができました。
3・11以降、ベルギーにお帰りになっていたこともあり
このレクチャーもようやく開催の運びになったようです。

ダイアンさんは、
アンティークレースの世界では有名な方で
ベルギーで代々レースに関わってきた家系に生まれています。
お婆様はボビンレースの名人
帽子デザイナーであるお母様はニードルレースのオーソリティで
ご自身は数少ないアンティークレース鑑定家で
アンティークレースの収集家でもあります。

・・・1階が『カフェ1930』、2階が『ザ・レースセンター原宿』・・・

・・・アンティークな香りのある看板です・・・

レクチャーが行われたのは先日ご紹介した
米澤美也子さん
の『ザ・レースセンター原宿』です。
“裏原”にある『ザ・レースセンター原宿』は
民家を改造したような一軒家で、赤い建物が目印です。
1階が『カフェ1930』で、狭い木の階段を上がっていくと
2階に、アンティークレースや、レース関連の本
クリュニーレースを使った「MI.YA.CO」のブラウスやジレなどの
商品が置いています。
レース関連の教室もやっています。
レース好きやアンティーク好きにはたまらない
本当に素敵な空間です。

・・・まるでお部屋のような・・・

・・・とっても珍しいアンティークのボビンです・・・

・・・ダイアンさんのレースの専門書もありました・・・

・・・クリュニーレースを使用した「MI.YA.CO」の製品・・・

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・・・アンティーク好きにはたまりません・・・

ダイアンさんのレクチャーは2階の『ザ・レースセンター原宿』や
1階の『カフェ1930』で行われます。
この日は人数も多かったので1階のカフェで行われました。
初めてお会いしたダイアンさんは、本当に素敵な方でした。
少しはにかんだような表情が繊細な感性の人柄を伺わせました。

この日のレクチャーは「レース・リーディング」。
レースにあらわしているモチーフを読み取っていくものです。
バラ、カーネーション、チューリップなどの花や葉、
円や四角などの幾何柄、十字やSの文字…など
すべて意味のあるモチーフなのです。
私はこういう「象徴学」的な世界は、
鳥肌が立つくらい大好きです!
この話しはまた『素材の話』に書くことにして…
レクチャーが終わったあとに振る舞われた
『カフェ1930』のアフタヌーンティーセットをご紹介します。


・・・『カフェ1930』も素敵なカフェです!・・・

・・・みんなが感動した「アフタヌーンティーセット」。
バラのジャムとヨーグルトクリームが美味しかった!・・・

先日、私のブログを見た
友人のニットデザイナーの千緒さんが
さっそく『ザ・レースセンター原宿』を訪ねて
帰りに『カフェ1930』でカレーを召し上がったようです。
彼女のブログでも紹介してるのでご覧ください。
米澤さんもこのカレーはおすすめです!

【Textile-Tree/成田典子】