![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2017/11/title01.gif)
ファッションの仕事をしていても、素材のことで知らないことが多い。
調べてもよくわからない…わかりにくい…
「自分が使いたい辞書を作りたい。」
『テキスタイル用語辞典』は、そういう思いで制作されました。
まずは素材がよくわかるカラー写真がたくさんあること。
私が理解できる解説であること。
時にはマニアックな内容も差し込み、面白く。
「織物」「ニット」「レース」「染色・柄」「仕上げ加工」に分類し
専門性を高め、「基礎用語解説」でさらに用語をフォロー。
読みにくい漢字にはルビを振り、同義語・関連用語もしっかりマーク。
完璧とはいえないけれど、かなりいい感じに仕上がりました。
今までにはなかった、”素材が面白くなる”辞典です
Textile Tree編集長 成田典子
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2017/11/title01_01-e1511058889140.gif)
まずは形体にも注目!
コンパクトなB6サイズ。
このほど良いサイズが使い勝手がいいのです。
表紙には永遠のタータンチェックを選択。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2017/11/hyoushi_2.jpg)
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2017/11/title01_01-e1511058889140.gif)
開きやすいオープンバック製本。
無理なく開ける「オープンバック製本」を採用。
かなりの厚みがあるのにページがキチンと開ける!
使っていただくとこの製本の良さがわかります。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tex_3.jpg)
『テキスタイル用語辞典』 (2012年2月25日発売)
著者:成田典子
発行:テキスタイル・ツリー
編集・制作:Textile Tree編集部
価格3,600円(税込3,888円)
ページ数:600ページ
◆編集の10の特長◆
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho1.png)
業界各方面からのご協力を得た素材のカラー写真満載。
織物、ニット、レース、柄などの項目の素材写真は
すべてがカラー写真で、約900点掲載。
企業、産地、協会・団体、コレクターなどのご協力を得て
たくさんの素材を集めることができました。
今では作られていない素材、博物館クラスのレースなど
貴重な素材も数多くあります。
みなさまの期待がたくさん詰まった素材辞典になりました。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho2.png)
織物は原寸大の素材を掲載。
生地の厚みや糸の太さの臨場感も出して。
織物は目の詰まったもの、粗いものなどがよくわかるように
基本的に原寸大の素材写真を載せています。
一部、原寸大と拡大写真の両方を載せ、
織り目がさらによくわかるように編集したものもあります。
できるだけ素材をハサミで切り取って撮影し 生地の厚み、
糸の太さなどの臨場感を出しています。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho3.png)
洋服の基礎素材から新素材
今だから新鮮な着物素材や伝統素材も網羅。
どんな素材を取り上げるかは「素材辞典」の個性のひとつ。
「デニム」「サキソニー」「ピケ」などの基礎的な洋服地はもちろん
「スーパー・オーガンザ」や「リップストップ・ナイロン」などの新素材も。
さらに「紹巴(しょうは)」「引箔織り(ひきばくおり)」
「博多織り」「御召(おめし)」などの着物素材も充実。
「上布(じょうふ)」「雲斉(うんさい)」「絣(かすり)」などの
日本の伝統素材もしっかり取り上げています。
古くからあるいいものを、拾い上げ紹介することも
『テキスタイル用語辞典』の役割と思っています。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho4.png)
ニットは表と裏の編み地を表示。
この編み地の違いがポイントです!
ニットは、ニットデザイナーさんでさえむずかしく
わかりやすい解説に苦労しました。
実は今回の横編みの編み地の多くは
(株)島精機製作所さんのご協力を得て制作しました。
しかもそれがコンピューターグラフィックスで制作した
編み地なのです。
表と裏の編み地がこんなにもリアルに表現できるなんて
本当に素晴らしい技術です。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho5.png)
博物館クラスのレースが集まった
充実のアンティークレース解説。
レースの項目は今回の辞書の目玉のひとつ。
専門書以外に、ここまでレースを解説した素材辞典はなく、
しかも、希少で高価なアンティークレースの写真がズラリ。
レース鑑定家のダイアン・クライスさんと、(有)ミヤコの
米澤美也子さんのコレクションからたくさんのレースを
撮影させていただきました。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho6.png)
柄のもつ意味を知ったら 面白くて、
気がついたら110Pにも!
日本の柄、西洋の柄、エスニックな柄、アートな柄など、
柄は本当に面白く、ついついのめり込んでしまいます。
柄のことを知ると、ファッションや生活が
もっと豊かになることに気がつきました。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho7.png)
「雪から生まれる」越後上布の話しなど
素材に興味が増し面白くなるコラム。
ガンジーやマリー・アントワネットなども登場する
素材の歴史やまつわる逸話、
越後上布(えちごじょうふ)や芭蕉布(ばしょうふ)など、
いまではほとんど作られなくなった伝統的な制作工程などを
貴重な写真をまじえながら解説したコラムをはさみました。
調べるほどに面白く、けどきりがないのでホドホドにしましたが…
素材への愛着が少しでも増していただけたら嬉しいです。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho8.png)
ツイード、チェック、ストライプなどの
知りたい素材はバリエーション豊富に。
『テキスタイル用語辞典』は基本的には「アイウエオ」編集ですが
ツイードやチェック、ストライプなどは種類がたくさんあるので
“ワタシテキ”にはその種類を知りたいので、これはまとめて編集。
水玉、更紗(さらさ)なども、そのバリエーションがよくわかります。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho9.png)
ユーズド加工の種類もバッチリ!
基礎用語解説も付けたので、至れり尽くせり!
ちょっと専門的になりますが、生地には
「チンツ加工」「消臭加工」「樹脂加工」など
さまざまな加工や仕上げ加工があります。
身近なところでは「ヒゲ加工」や「ブラスト加工」など、
デニムのユーズド加工もしっかりマーク。
さらに、生地の幅や糸の太さなどの基礎知識や
基礎用語解説もあります。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2020/08/tokucho10.png)
同義語や関連用語なども細かく拾ったので
「索引」から引くと、知りたい用語がよくわかります。
同じ素材でも呼び名がいくつかあったり、
外国語の日本語表記にはばらつきがあります。
これを丁寧に拾い、「索引」から調べられるようにしています。
また『テキスタイル用語辞典』の中に出てくる専門用語も
できるだけ拾い、「索引」から見つけられるようにしていますので
「索引」を上手に活用していただくと、
探している用語が見つかると思います。