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東京から世界に向けて新しいライフスタイルを発信する
インテリア・デザイン市場のための国際見本市
『Interior Lifestyle Tokyo』(主催:メサゴ・メッセフランクフルト《株》)が
開催(2014年6月4日〜6日)され、
家具からインテリア小物雑貨、
食器、家電、生活雑貨、テキスタイルなど
トータルな暮らしの空間が提案されました。
![DSC_0004]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/DSC_0004-450x299.jpg)
・・・カラフル感のあるブースの仕切りやバルーンなどに遊び感を出して、
会話が生まれる工夫をしたといいます・・・
『Interior Lifestyle Tokyo』の特徴は、
国内外のトレンドキーパーソンによる
ハイエンドで発信力のある国際見本市のため、
国内外からの注目も高く、
感度の高い出展者・来場者が集うことです。
第24回を迎える今年は、出展者数が27カ国・地域から
過去最高の819社、
ナショナルパビリオンもイタリア、北欧、フランス、
ドイツなど9カ国となりました。
来場者数も3日間で過去最高の27,827名という
盛況ぶりでした。
特に今回は海外との商談をよりスムーズにするために
無料の「ビジネスサポートディスク」を設置。
通訳サービスをはじめ、ミプロのアドバイザーによる
小口輸入のアドバイス、商談サポートなどを行い
バイヤーさんから好評を博していました。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2014/06/DSC_0002-1-1200x798.jpg)
毎回注目されるアトリウム企画のテーマは「Welcome to my home!」。
ネット社会になり、生身の人間が会って会話する機会が
少なくなくなっている今日で、
「Welcome to ma home!(うちにくる?)」は
重要なコミュニケーションの場になっているといいます。
69社が「集う/ギャザリング」をコンセプトに、
ホームパーティ、ガーデンパーティなどのシーンに向けて
人をおもてなす「集いの空間」の様々な提案です。
・・・30社が出展した中央の「テーブルブース」・・・
アトリウム会場も一軒の家として捉え、
従来の箱型ブースのような垣根を取り払うなど
「会話が生まれる仕掛け」をしたのが特徴。
中央は「テーブルブース」とし30社が出展。
まるでフリーマーケットのように適度な雑多感で、
出展者と来場者が気軽に会話ができる工夫があります。
テーブルの上に商品を並べるだけの小さいスペースですが
上質なものづくりをしている出展者に限定し、
クォリティを保つために、出展をお断りしたところもあったようです。
アトリウムのディレクションはJamo Associatesの
高橋紀人さん(ディレクター)と神林千夏さん(スタイリスト)が担当。
色にこだわりながら、家具や食器などで
心地良さと遊びのあるスタイリングが提案されました。
・・・左のリンパドレナージュブラシは人工毛、
右のボディブラシは山羊毛と人工毛の混合・・・
熊野の化粧筆のメーカー(有)瑞穂のボディブラシと、
プロのセラミストが使うリンパドレナージュブラシ。
気持ちのいい毛のタッチはもちろん、
日本が誇る技術とデザインの本当に美しい筆です。
![DSC_0009]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/DSC_0009-450x299.jpg)
今回初出展したミナ ペルホネンは、
新しく開発したモールスキンのダブルフェイスの
新素材「dop」を紹介。
スツールやソファーの椅子張りや、
クッションやバッグなどの生地として提案しているもので
注目するのは「経年変化を楽しむ」ことを
コンセプトにしている素材だということです。
・・・ポリエステル65%/綿35%のモールスキンのダブルフェイス。
17色展開。静岡で生産・・・
生地が “すり減る”ことは「劣化」ではなく
新品には味わえない「変わることの喜び」だといいます。
時間をかけて変化し、永く愛用してもらえる素材です。
その人の座り方のクセですり減るところが違い
すり減ることで、ダブルフェイス特有の違う色が
下から現われてきます。
といってもすぐにすり減るのではなく、
約5万回の摩擦に絶え、5〜10年経た頃から
経年変化を楽しめるといいます。
・・・生地を張った椅子はArtek社の「スツール60」で展開・・・
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2014/06/DSC_0010-2-1200x798.jpg)
・・・経年しても刺繍のような糸は残るので、
無地とはまた違う変化を楽しめます・・・
![DSC_0012]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/DSC_0012-299x450.jpg)
フィンランドの「Lapuan Kankurit(ラプアン カンクリ)」は
ウール、リネン、コットンなどの天然素材の
上質なテキスタイルを生産しているテキスタイルメーカー。
フィンランドらしいモダンな柄も魅力です。
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特にリネンテキスタイルは定評があり、
フィンランドで唯一ヨーロッパリネン連盟(CELC)から
「Master of Linen」の認定を受けている工場です。
「Master of Linen」の製品は、糸の繊維、染織の耐久性、生地の強度、
サイズの安定性などが厳しい品質基準によって管理されています。
![DSC_0014]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/DSC_0014-299x450.jpg)
デザイナーには、フィンランドで活躍するデザイナーの他、
テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさん、
陶芸家・テキスタイルデザイナーとして活躍している
鹿児島睦(まこと)さんなどが参加しています。
![](https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2014/06/DSC_00311-531x800-531x800.jpg)
インテリア商材の輸入・販売の(株)エム・エス・ティは
1枚からオーダー可能な「玄関マット」の仕立て屋の
ブースで出展。関心を引いていました。
(株)ティーラボは、天然素材と手づくりの雑貨を作るメーカーです。
木彫りの動物たちは、インドネシアのバリ島にある
専用工房で職人さんたちの手作りで生産されています。
・・・今年10周年を迎えるPolepoleの動物たち・・・
(株)MOODA SOAME(モーダ ソアム)は、
空間プロデュースや住宅デザイン、インテリアデザイン、
アート作品の販売・卸しを中心に、総合的なインテリアライフ提案。
・・・エスニックとアートが融合したような
不思議な世界観を作るインテリアが提案されています・・・
![DSC_0033]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/DSC_00332-299x450.jpg)
プラスチックの樹脂成形の最先端技術とトレンド性のある
製品を提案している本多プラス(株)は、
「ame」ブランドで初出展。
ペットボトルなどに使用されるプラスチック素材を用い
大量生産ではなく、職人さんがひとつひとつ作り上げる
テーブルウエアやアクセサリーを制作し提案。
カラフルで大きなプラスチックオブジェは
アトリウムで存在感を示していました。