素材の話

「PTJ 2012」 (株)林与

5月11・12日開催された「Premium Textile Japan2012(以後PTJ)」リポートです。

株式会社 林与

近江の麻の老舗の、林与社長さんにお会いするのが
とても楽しみでした。
この日は3月に林与さんを訪ねた
yourwear』の佐藤さんも一緒で、
佐藤さんは林与さんの
30年以上前に織られた麻で作ったハンカチを
林社長と私にプレゼントしてくれました。
いい麻は年月が経つほどに艶を増すとのことで
本当に色合いも光沢感も今のものとはひと味違いました。
このハンカチのことは佐藤さんのブログでご覧ください。


・・・林社長と、いつも笑顔が素敵なスタッフのお二人・・・

林社長のブログ「リネン日記」は
ファッションに携わる方にぜひ読んで頂きたいものです。
知識として役立つばかりでなく、ものづくりの心が伝わってくる
私の大好きなブログです。

林社長はPTJのビジネスマッチングにも積極的に参加し
『matohu』さんともいいお話しができたと喜んでいました。
今回の展示会はかなりお客様の数も多く、手応えを感じているようでした。
林社長は麻の話をしたら1日中話しているくらい
思いや研究心が熱い方です。


林与さんは「幻の糸」ともいわれるアイリッシュリネンの糸を持っている
貴重なメーカーさんです。


この麻のブラウスも20年前の麻で作ったものです。
昔のいい麻は「黄味」がかった何ともいえないいい色合いです。
しかし今の麻は「灰味」がかった色合いです。
いい麻は洗うほど柔らかくなり光沢も出るといいます。


こちらのサンプルは、文化学園の学生さんが
作ってくださったものだそうです。
林社長はゆくゆくは上質な麻で
アンティークのランジェリーのようなものを作りたいと話していました。