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「ジャパンクリエーション2012」で目についた
魅力的な素材をご紹介します。
Textile Treeではおなじみの近江の麻の老舗「林与(はやしよ)」では、
林社長が、林与の企業案内の冊子を作り
気合いの入りぶりを見せていました。
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林社長の人気ブログ「リネン日記」でも、その文章力には定評があり
林与のもの作りの魅力が伝わる、いい冊子に仕上がっていました。
今回の展示会では新しい試みの素材が提案されていました。
かなり高い評価だったのが、
野州市の「紺九(こんく)」とコラボした
ヴィンテージ・アイリッシュリネンを本藍染めにした生地です。
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「紺九」は昔ながらの藍瓶(あいがめ)で染める、
いわゆる「紺屋(こうや)」と呼ばれる
明治3年創業の、約130年続く老舗の藍染屋です。
4代目の森義男さんは国文化財保存技術保持者の認定を受け
伝統技を受け継ぎ、重要文化財の修復なども手がけています。
明治30年創業の麻の老舗の「林与」とコラボした「本藍染めリネン」は
素晴らしいものに仕上がらないわけがありません。
群を抜いて際立っていました。
藍染めは色の濃さの段階で、それぞれの呼び名があります。
紺、はなだ、浅葱(あさぎ)などと呼ばれていますが。
今回の明るい色は「はなだ」です。
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本藍染めのリネンストール。
こんな深いきれいな濃紺は見たことがありません!
本当に素敵でした!久しぶりにトキメキました。
100番手以上のリネンではないかと思います。
少しハリがあります。
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もうひとつは「リネンのバスケット織り」です。
ザックリしているけど、どことなく光沢があり、いい顔をしています。
この生地もなかなか好評のようです。
林社長は、バッグと、グローブと帽子を作ったといい
展示されていました。(テーブルの上に広げているだけですが)
四角いだけの“袋”を帽子といったので
始めは冗談かと思ったのですが、どうも本気のようです!
グローブは鍋つまみなどの利用があるようですが
この帽子だけはちょっと…(考え直して欲しいな)
バッグは近々サイトで販売するそうです。
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3つめは「オーガニック・リネン」です。
オーガニック・リネンは野生に近い育ち方をしているので、
本来は一般的なリネンよりは少しごわごわした感じです。
オーガニック・リネンというと、
高品質でソフトなイメージをもっているのは“幻想”で
これは、酵素や柔軟剤を多用して柔らかくしなければ
できないのだといいます。
まさにオーガニックとは逆の方向です。
林社長の話しは、色々勉強になることも多く
お会いするのをいつも楽しみにしています。