学生の卒業制作展やショーは
学生生活のエネルギーが込められたものが多く
毎回取材を楽しみにしています。
2月12日はバンタンデザイン研究所 渋谷校ディレクターズスタジオに
伺いました。
残念ながら5・6日のファッションショーには伺えませんでしたが
新しいファッション科などもあるということなので…
こぢんまりした校舎のせいか、今ひとつ活気がないような気がしましたが
目を引いたのは、「ゆとり世代」といわれている自分たちの世代を取り上げた
『1987』というフリーマガジンンです。
「1987」は、ゆとり世代といわれる最初の若者が生まれた西暦。
マガジンエディター学科の学生が、マイナスイメージの「ゆとり世代」を
「さすが、ゆとり世代!」と言われるように
「ゆとり世代応援マガジン」として制作しました。
プロとして一歩踏み出し
夢に向かって進んでいる同じ世代の若者を取材し
彼らの前向きな姿勢を伝えようとしています。
制作メンバーと、同じブースに展示されたグラフィック科のメンバー。
「ゆとり世代」らしい、人なつっこい柔らかな雰囲気でした。
左上の小倉さんは(横向きでごめんなさい)マンガ雑誌社に就職内定。
左下の田口さんはまだ決まっていないとのこと。
そのまるっこいキャラクターで頑張ってください!
漫画家志望の山崎 帝さん。
シートンの『オオカミ王ロボ』を原作に
オリジナルの大作『ROBO』を書き上げました。
現在雑誌社に売り込み中の毎日です。応援していますよ!
北原さん(メンバー写真右下)の制作した
「壊された状況を創った」オブジェです。
彼らの『1987』はスタートしたばかりで、まだまだ未完成。
これから続いていくのかはわかりませんが
これをきっかけに「ゆとり世代」のマイナス面を払拭するように
夢に向かって進んでいって欲しいものです。
私もあらためて「ゆとり世代」について勉強する機会になりました。
次回はこの「ゆとり世代」の学生が
企業とコラボした作品についてお伝えします。