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「長靴をはいた猫」(by学ファ・空人)

お久しぶりです。空人です。

12月11日、12日の2日間、
文化学園大学現代文化学部国際ファッション文化学科の
卒業イベント「長靴をはいた猫」が行われました。
1年間かけてやってきたことが終わり、
ホッとする気持ちとちょっと寂しいような
そんな感情が入り混じっています。

今年の卒業イベントは、ファッションによって人が、
人の心がどのように変わっていくのか。
というようなことが大きなテーマの1つとして
進められました。

娘の衣装が物語の進行に合わせて、
そして移りゆく心に合わせて変化していく、
同じく猫の衣装も変化していく。
16世紀〜17世紀という舞台設定もあり、
古くも新しい、とても繊細な衣装が多いような
印象を受けました。

そんな中、私は娘の4体目の衣装、
ウエディングドレスを製作しました。

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娘が弟の死を乗り越え、猫と出会い、王子と出会い、
新しい自分の姿に戸惑いながら、1歩1歩進んでいく。
そして、美しい女性へと変わった娘の心情と
元々持っていた芯の強さなど
様々な事を考えてデザインしました。

2万枚近くの布の花全てにコテをあて、立体にし、
手作業で1つ1つつけていく作業は
気が遠くなるようでしたが、
新しい娘の姿を表現できたのではないかと思っています。

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衣装製作完了間際、そして本番当日まで
王の座る椅子の製作をしたことは
とても良い経験だったと感じています。
今まで経験したこのとない、
舞台美術の世界を経験することができました。
おなじみの末安さん大西くん
そして今回の卒業イベント企画長のジョーソンミンくん、
そして映画・舞台衣装デザイナーコースの
加藤先生と共に製作しました。

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・・王の椅子に座る絵画の衣装を着た大西くん・・

卒業イベント「長靴をはいた猫」はセリフが多く、
演出も多様で、衣装も数が多く、
困難に直面することが全てのコースで
とても多かったと思います。

2日間全公演会場にいましたが、毎回満席となり、
入場規制をかけなくてはならないほどの
お客様に来ていただき、
お褒めのお言葉をたくさんいただけたことは
感無量です。
当日無事に全公演を行うことができましたが、
それよりも、公演当日まで自分達で考え、
行動し、作り上げる。
何度も壁にぶつかりながらも、乗り越える。
そんな過程がとてつもなく大切なのだと感じました。

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プロデューサー・ジャーナリストコース、スタイリストコース、
映画・舞台衣装デザイナーコースの学生。
そして、ご指導いただきました
文化学園大学現代文化学部国際ファッション文化学科の先生方、
外部講師の皆様、武蔵野音楽大学の皆様、日本体育大学の皆様、
設営等ご協力いただきました業者の皆様、
そして12月11日、12日、ご来場くださいましたお客様、
卒業イベント「長靴をはいた猫」に関わりました
全ての皆様に心より御礼申し上げます。

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