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グラフィックにも注目!相模女子大学短期大学部、卒業制作展。

先日1月21日相模女子大学短期大学部・生活デザイン学科の卒業制作展にTextile Tree編集部アートディレクターの辛嶋さんが取材に行きました。

辛嶋さんの友人でもある相模女子大学短期大学部・生活デザイン科の教授北谷しげひささんを訪ね昨年創立110年を迎えた大学キャンバスを散策!その様子や、卒業制作作品の展示、記念講演ファッションショーの様子などをお伝えします。

まず、キャンパスで目に入ってくるのが映画の舞台にもなりそうな、レトロな旧校舎。その先にはモダン建築の校舎と、対照的ですがその広大な敷地には、たくさんの木々がありとても調和されています。

キャンパス内には桜並木やいちょう並木もありその季節にはどんなにすばらしいでしょう!

つぎは、卒業制作作品の展示会場です。

グラフィックをはじめ、プロダクト、建築ファッションと学生たちの2年間の成果そして若いセンス溢れる作品が一堂に展示。どれも熱い思いのこもったいい作品ばかりです。このような制作に魅了された学生の中には、さらなるステップを求めて、美術系の大学へ転入していく学生もいるそうです。

そして、作品見学の次はアートディレクターの葛西薫さんの特別講演です。

葛西薫さんといえばサントリーやセゾングループなどの広告を手がけていらっしゃいますが今回はユナイテッドアローズの広告ができるまでの過程を音とビジュアルを用いて講演。その素晴らしい制作ストーリーにすっかり吸い込まれてしまったようです。相模女子大学の創立110周年を機に制定した新しいロゴマークやブランディングのアートディレクションも葛西薫さんが手がけています。

また、この日のもうひとつのビックイベントは卒業制作作品の展示の後のファッションショー。

ファッションショーは制作した学生自身がモデルになっているようです。すこし恥ずかしそうにステップしている姿はういういしくも一生懸命。そして、なにより楽しんでいる様子が伺えました。中には、同窓生の声援に涙する学生も…そんな声援や今回の卒業制作へ情熱は未来へ羽ばたいていく、みんなの素敵な財産になっていくことでしょうね。

辛嶋さんも学生さんのフレッシュなエネルギーを吸収するいい1日になったようです。