GWに主人が郷里の美浜町早瀬(若狭地方)から
焼きたての「焼き鯖」を持ち帰りました。
大きな鯖を1本豪快に竹串に刺して焼き上げる「焼き鯖」は、
独特のさばき方でふっくらと焼き上がり、
脂がのってジューシーで、なんと美味しいこと!!
よく食べる塩焼きの焼き魚とは全く違います。
生姜醤油でいただくのが一般的で、
脂ののった鯖と本当によく合うのです!
・・・・脂ののった豪快な若狭の焼き鯖!・・・・
5月5日は日吉神社の春の例大祭で、
美浜町早瀬では150年続く子ども歌舞伎が
山車の舞台で奉納されます。
この祭りの時に早瀬地域では「焼き鯖」を食べるのが習わしのようで、
お魚屋さんなどあちこちでは
「焼き鯖注文承ります」の張り紙があります。
上演される子ども歌舞伎の
「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」のことは
こちらをご覧ください。http://www.textile-tree.com/blog/?p=3198
・・・・早瀬の日吉神社・・・・
・・・・新鮮な魚が美味しい早瀬の寺川商店にも「やきさば」の張り紙が!・・・・
京の都の食文化を支えた若狭の海産物は
若狭ブランドとして珍重され、
なかでも京都に運んだ「若狭の鯖」は、
「鯖街道」とよばれる道ができるほど有名になっています。
・・・・『鯖街道 熊川宿』 渡辺弘子作・・・・
・・・・『鯖割り』 渡辺弘子作・・・・
・・・・『へしこ押し』 渡辺弘子作・・・・
・・・・『鯖寿し』 渡辺弘子作・・・・
京都に鯖を運んだ若狭の美浜町は
特に鯖文化が発達し、「焼き鯖」「へしこ」「鯖寿し」など
独特の鯖の郷土料理が生まれ、
若狭の生活には欠かせないものとなっています。
現在、このような大きな鯖はノルウエー産がほとんどですが
鯖をこれだけ美味しく食べる食文化は、世界一かもしれません!