レースセンター原宿が主催する
アンティークレース鑑定家のダイアン・クライスさんの
レースレクチャーは、私がとても楽しみにしている勉強会です。
・・・・普段はショップになっている「レースセンター原宿」で
レクチャーが行われます。写真のお洋服は黒柳徹子さんもご愛用で
「徹子の部屋」でお召しになっていたドレス。・・・・
今回のテーマは「カトリーヌ・デ・メディシスのレース」。
イタリアのメディチ家からフランスのアンリ2世の王妃となった
カトリーヌ・ド・メディシスが所有していたレースの話しです。
とても驚くような内容が知らされました!
このお話しは、『素材の話』でアップしましたので
ぜひそちらでご覧ください。
・・・・レクチャーのあとは、お楽しみのアフタヌーンティー・・・・
レースレクチャーのもう一つの楽しみは
終ったあとのアフタヌーンティーです。
今回は「バラ」をテーマにコーディネートしてくださいました。
バラのシフォンケーキに、バラのジャム、
ローズジュースやジュレ…コースターもバラのレースです。
すべて美味しいことは、もちろん!
・・・・・ローズジュースにバラのシフォンケーキなど…バラづくし!・・・・
・・・・コースターもバラのモチーフ・・・・・
・・・・・本物ではありませんが今回のレクチャーのポイントでもある
「レティセラ」風のコースター・・・・
お茶をごちそうになりながら
ダイアンさんが、特注のカメオのブローチを見せてくださいました。
これはダイアンさんの著書『LACE IDENTIFICATION』の表紙にも使われている
おばあさまの写真を元にしたものです。
ベルギーで、ボビンレースの名人として活躍し、
アンティークレースの収集家でもあった方で
人生においてダイアンさんに大きな影響をあたえました。
そのおばあさまが幼いダイアンさんに
素晴らしい言葉を残してくださいました。
・・・・・ボビンレースの名人でもあった、ダイアンさんのおばあさま・・・・
・・・・みなさんにお披露目してくださった、おばあさまがモデルのカメオ・・・・
ダイアン、あなたの人生を花が溢れるガーデンにたとえます。
あなたの花を正しい方向に向けて育てると
必ず蝶はやってきて、よりたくさんの花を咲かせてくれます。
友情を広げていくと、ひとりぼっちにはなりません。
人生はたて糸とよこ糸のように織りなしているのです。
レースがそうなっているように…
たて糸は、よこ糸の下にかくれて見えませんが
布地に真の強さをあたえているのは、たて糸です。
人生も同じで、見えないけど、しっかりとした強いものが、
次の時代へと運んでくれます。
私たちは自分の物語を失わないことが大切です。
こんな内容だったと思います。
・・・レースセンター原宿で販売しているMIYACOさんの
レースのお洋服のモデルも務めているダイアンさん・・・・
ダイアンさんのレクチャーは、専門的な知識ばかりではなく
感性や哲学のようなものも伝えてくれます。
みんなにレースのタロット占いをしてくださったり、
3・11に向けてのメッセージも心を打ちました。
知識と心を伝えてくれるダイアンさんのレースレクチャー…
だからダイアンさんファンが増えていくのでしょう。