ばりばりのプロのニットデザイナーの佐藤さんと
テキスタイルデザイナーの伊東さんが
すっかりはハマってしまった
島精機さんの「デザインシステムSDS®-ONE」を
ご紹介します。
同社の守山さんが丁寧に説明してくださいました。
まず最初は織りです。
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糸の種類や番手、色、織り組織などを選び
設定していくと、あっという間に生地が織り上がります。
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0068-600x450.jpg)
色はパソコン上からパントーンカラーなどで指定もできますが
「測色系」でとりたい色をスキャンすると
ほぼ似た色を取り込む事ができます。
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0078-600x450.jpg)
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG00742-600x450.jpg)
糸の種類、色を替えながらイメージの織りを作り上げていきます。
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0096-600x450.jpg)
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0097-600x450.jpg)
織り上げた柄を実際の服や服飾のデザインに
置き換える事ができます。
「マッピング」というメッシュをかけ、生地の流れを指示すると
一瞬に出来上がり!
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0089-600x450.jpg)
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0092-600x450.jpg)
ジャカードの平面柄を取り込んで
それを編み地に仕上げていく事もできます。
平面の柄がニット仕様に変換されてきます。
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0084-600x450.jpg)
実際の編物を取り込んだ場合
柄は「色まとめ」という作業で
陰影をつけてリアルに表現できます。(簡単にできます!)
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0085-600x450.jpg)
色替えしても陰影がきちんと出てきます。
この点がフォトショップなどではなかなか難しいところです。
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0087-600x450.jpg)
配色などはイメージ写真から設定する事もできます。
これは桜をイメージした配色例です。
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0105-600x450.jpg)
![Exif_JPEG_PICTURE]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/2011/01/RIMG0106-600x450.jpg)
ニットは型紙にのせて編み地を指示できますので
サンプルとほぼ同じものを作る事ができます。
モヘアの糸で指示したジャカードです。
下からモヘアに変化していく様子が
お分かりになりますでしょうか。
編んだのと同じ状態で端の始末が出来上がってきたときは
そのリアルさに、歓声が上がりました!
「デザインシステムSDS®-ONE」は
操作が簡単である事
かなりリアルなイメージが伝えられる事など
二人の評価もかなり高く「今すぐにでも欲しい!」との声が。
「これがあったらプレゼンにかなり説得力が…」と佐藤さん。
特に、ニットのわかるプロのニットデザイナーさん不足の日本では
これからの時代の必須アイテムになるのでは…
と思うようなシステムです。
けど気になるお値段は…というと
個人や小さな会社ではなかなか買えない価格であるのが残念。
このデザインシステムを時間で貸し出している
研修センターもあるらしく
価格やシステムの利用方法に今後の期待が高まるところです。
【Textile-Tree/成田典子】