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「papato」((by BFGU・空人))

お久しぶりです。

佐藤空人です。

文化学園大学を卒業し、
文化ファッション大学院大学(BFGU)に進学し、
約半年がたちました。

1年時終了作品の制作に追われる中、
BFGU1年の全コースが集結し、
ランダムに選ばれたメンバーでブランドを作り、
プレゼンを行い競い合う
ファッションビジネスメソッドが行われました。

7月の終わり頃から始まりましたが、
実質1週間弱で各チームが仕上げたこの企画では、
全8チームがまったく異なるブランドを作り、
デザイン、縫製、マネジメントと全てをこなし、
文化北竜館にて最終プレゼンを行います。

そんな今回のファッションビジネスメソッドで、
私のチームが1位、優秀賞を受賞することができました。

日本の社会問題から発想し、“イクメン”というキーワードを基に
「papato」というブランドを作りました
ブランドネームはパパと一緒に楽しく成長していく。
から「papato」と名付けました。。

日本の男性の育児参加率は世界最低水準であり、
女性の社会進出に伴い、
男性の育児参加率の向上はマストだと感じたからです。

そんな中で、服の力で何か育児に
貢献、変化をもたらすことはできないのだろうか、
この問題に一石を投じることはできないのだろうか、
という想いでデザインチーム一丸となってデザインを検討し、
テクノロジーコースと共に仕様を考え縫製、
そしてブランド全体をマネジメントコースを中心に企画しました。

最終プレゼンで使用する実物製品には、
サロペット、そしてTシャツを制作しました。
Tシャツには赤ちゃんを入れ、
しっかりと固定できるポケットが内蔵されており、
赤ちゃんを抱っこしない時でも、
デザインとしてしっかりと存在するように
バランスをとりました。

サロペットには2つの機能があり、
Tシャツ同様に、サロペット上部の裏側に
赤ちゃんを入れるポケットが付いており、
さらにサロペットの肩紐を外し、
座った時に膝の上にハンモックのように赤ちゃんを支え、
しっかりと固定し寝かせられる機能をつけました。
これは常に赤ちゃんを抱いている
パパの負担を軽減するためです。

1週間弱という短い時間の中で行ったメソッドなので、
色々な問題が山ほど残ってはいますが、
評価されたことは素直に嬉しく思います。

ですが、このメソッドで自分の不得意分野や、
デザイン能力の低さが顕著にあらわれたことも事実です。
あと1年半ですが、BFGUで精進していきたいと
改めて感じたメソッドでした。

大学の時とはまた違った感覚で2回目の北竜館でしたが、
空気が美味しかった……

追記
私の恩師である方が、
名古屋ファッションコンテスト
グランプリを受賞されました。
素晴らしく美しい作品です。
とても嬉しく思います。
ホームページにアップされ次第、
皆さん是非見てみて下さい。

それではまた。