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織田学園「卒業記念祭&OFDC大賞」


1カ月近く遅れてのご紹介になってしまいましたが
2月11日に織田学園の「Oda Fashion Design Competition」
(OFDC)の審査結果が発表されました。

卒業記念祭に併催されたこのコンテストは
事前にデザイン画審査を行い、
さらにシーチングで作品を組むトワル審査を行い、
最終選考に残った<ファッション校>10名、
<きもの校>10名の作品が
ファッションショーを行い審査を受けます。
審査員には吉田ヒロミさんや高橋理子さんなど、
著名なデザイナーやアーティスト、ジャーナリスト、
アパレル企業から7人の審査員を迎え
織田ファッション専門学校、織田きもの学園の
学校長である宇佐美恵子氏を加えた8人で行われます。
これに招待された高校生審査員約100人が加わるのも
このコンテストの特徴です。


・・・真剣な高校生審査員・・・

<ファッション校>では作品2点を制作し審査されます。
オートクチュールのテクニックを使った作品が多いのも
織田学園の伝統のひとつです。


「OFDC大賞」を受賞した
ファッションテクニカル専攻科の友清 愛さんと作品。
大賞には副賞として賞金10万円、パリ姉妹校特待生資格、
ヨーロッパ往復航空券などが贈られます。
自転車のチューブを裂いて、洗って、編んで…という
根気のいる作業を繰り返し完成した作品です。
審査員からもその発想に高い評価がありました。


「審査員奨励賞」を受賞した
ファッションテクニカル専攻科の都倉 春奈さんの作品。


「秀作賞」を受賞した
ファッションデザイン専攻科の吉田 絵理子さんの作品。


「秀作賞」を受賞した
ファッションデザイン専攻科の二木 麻衣さんの作品。

<きもの校>のエントリー作品は、染め、刺繍、仕立てなど
すべてご本人の手によるものです。
自由な発想で完成度の高い作品が多く
長年審査員を務められているデザイナーの吉田ヒロミさんからは
「今回ほどきものが自由に羽ばたいて見えたことはない」と
非常に高い総評を頂いていました。
受賞作品はその後、有楽町マルイでも展示されました。


きもの部門の「OFDC大賞」を受賞した
きもの専攻科の芝 亜依美さんと作品。
高校生審査員による「オーディエンス賞」との
ダブル受賞となりました。
スプーンやフォークなどの絵柄や
色使いのセンスが光っています。
“KAWAII”感性を取り入れながらも、
きものの基本を崩さない洗練された作品です。
高校生のみなさんの投票が高いのも頷けます。


「東京山喜賞」を受賞した
きもの専攻科の金子 水希さんの作品。


「高橋 理子賞」を受賞した
きもの科2年の加藤 ゆみさんの作品。


「オンワード樫山賞」受賞の
きもの専攻科の富澤 恵理さんの作品。