女子美術大学と丹後ちりめん産地が協業して
丹後ちりめんの新しい可能性を発信する
『私たちの丹後ちりめん』の展示会がありました。
(3月1日〜4日・恵比寿のギャラリー空箱で開催)。
2011年に女子美術大学と丹後ファッションウィーク開催委員会
(京丹後市、与謝野町、丹後織物工業組合で構成)が協定した
「産官学連携事業 丹後ちりめん製品 企画プロジェクト」の
一環で行われるもので、
女子美生らしい「新しい!「かわいい!」感性を
丹後ちりめんに注ぎ込み発信していきます。
・・・・2011年からスタートしたプロジェクト・・・・
女子美の学生は、年に一度の産地交流や講習で
産地の織元さんなどと交流を深め、知識や技術を学び
製品を企画していきます。
2011年は48点の製品を製作。
東日本大震災の被災地である岩手県宮古市田老地区に
オリジナルデザインの丹後ちりめんの風呂敷300枚を
贈る活動もしました。
・・・・大胆でモダンな柄。2011年の先輩の作品・・・・
2012年度のプロジェクトには
芸術学部の3年生10名と、
短期大学部 専攻科の創造デザイン(テキスタイル)10名
造形学科の創造デザイン(テキスタイル)2年生5名が参加。
ポリエステルの丹後ちりめんを中心に
シルクスクリーンやインクジェットで柄をプリント。
ちりめんの特性を活かしながら、
テキスタイルの魅力いっぱいの楽しい製品を展開していました。
色使いやモチーフなどに自分たちの好きな世界観が伝わってくる、
とても素敵なテキスタイルが多く見られましたが、
製品は完成度に問題のあるものもあります。
どのようにして製品化していくのは、これからの課題のようです。
・・・・女子美と丹後ちりめん産地の
「産官学連携事業 丹後ちりめん製品 企画プロジェクト」は
女子美理事長の「大村特別賞」を受賞・・・・
・・・・テキスタイルの魅力を生かしたバッグ・・・・
・・・・千鳥柄かな(?)インビテーションカードの色違いの柄・・・・
・・・・ネクタイもありましたが、残念なことにバイヤス地ではなく
芯地もかたすぎました。ちょっと研究がたりなかったようです・・・・
・・・・日傘もありました・・・・
・・・・丹後ちりめんを新しい雑貨に提案するプロジェクトです・・・・
・・・・握ったり投げたりもできる「布積み木」・・・・
・・・・忍者のようなずきんをかぶった「どうぶつにんにんマスコット」
余り布を使用しています・・・・
・・・・ヘッドフォンやスマホケースなどにも
ちりめんのアクセント!・・・・
・・・・ちりめんの柄で“デコる”「ファブリックデコレーションシール」
の提案。色使いが斬新です・・・・
・・・・ちりめんのさらっとした肌触りの良さを活かして
クッション、スリッパ、ベッドカバーなど、ベッド回りや
インテリア関連に提案。北欧モダンのような完成度の高いデザインです・・・・
・・・・ランプシェードにもちりめん・・・・
・・・・中庭の見えるギャラリーが、
ベッドルームのいい雰囲気を醸し出しています・・・・
・・・・絵本か抜け出てきたような、マトリョーシカやガチョウ柄が
とっても若々しく素敵でした!・・・・