先日、『サクラサク』の試写を観てきました。
この映画は、さだまさしさんの短編小説
『解夏(げげ)』に収録された『サクラサク』を
原作にしたものです。
![IMG_0331]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/IMG_0331-337x450.jpg)
・・・・試写会後、挨拶される田中光敏監督・・・・
実はこの映画のクライマックスの舞台は
福井県美浜町早瀬の瑞林寺(ずいりんじ)。
弘子姉さんの家とは目と鼻の先です。
さだまさしさんのお父さんの佐田雅人さんが、
幼い頃ご両親と一緒にロシアから引き上げてきた時に
住んだのがこの瑞林寺のすぐ側。
そのときの話を元にこの小説は書かれました。
・・・・福井新聞の記事・・・・
映画のストーリーは、
認知症になった父親が、唯一記憶している
子供の頃過ごした幸せな場所を探しに
家族5人で車で出かける“ロードムービー”。
バラバラだった家族が、初めての家族旅行を通じて
ひとつにまとまっていくという
まさに「大人のメルヘン」。
![さくらさく02]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/f92bebe045f6fba66b2f6d9659fefb35-320x450.jpg)
父親の認知症、冷えきった夫婦、
断絶している親子関係という最悪な家族ですが、
「こうあって欲しい」と願う気持ちを
描いてくれる、理想の姿に救われます。
認知症の父親役の藤竜也さんがとても印象的でした。
車の旅は、琵琶湖、福井の勝山市の平泉寺白山神社、
一乗谷の朝倉氏遺跡、漁師町の美浜町日向、
そして早瀬に辿り着きます。
詩情あふれる景色とともに
「もっと家族にやさしくしよう」と、
きっと思えるとても美しい映画です。
ロードショーは4月5日からですので
ぜひご覧ください。
・・・・この日は美方町関係者の試写会で
試写会後、親睦会が行われました。
田中監督も出席されました・・・・
![DSC_0476 2]( https://textile-tree.com/wp-content/uploads/DSC_0476-2-450x382.jpg)
・・・・映画には福井市出身の俳優、
津田寛治さんが緒形直人さんの同級生役で出演。
親睦会にいらして挨拶されました・・・・
『サクラサク』映画化の立役者となったのは
福井市在住の熱烈なさだまさしファンの鰐渕辰子さん。
彼女の熱心な働きかけで
さだまさしさん、田中光敏監督、福井新聞社、美浜町、
福井県、福井市など関連する自治体が動き
実現の運びとなりました。
“素人”のこのような動きで映画が作られることは
本当に稀なことだといいます。
・・・・福井県のアンテナショップ
「ふくい南青山291」の館長の井上義信さんと
鰐渕辰子さん・・・・
鰐渕さんは10年ほど前、
福井新聞社関連の仕事をしている時に
取材で弘子姉さんの自宅を訪ねました。
その時に偶然にさだまさしさんのサインを見つけました。
「どうして渡辺弘子さんのところに
さだまさしさんのサインがあるのか…」
これがそもそもの始まりでした。
この話の続きは次回に。