ようやくブログを書く気持ちになれました。
というより、書かなければという決意かもしれません。
今年の1月21日、主人が突然逝ってしまってから
気がついたら桜の季節になっていました。
岡山の出張から帰ったら、主人が倒れていて
次の日、あっという間に逝ってしまったのです。
何が起こったのか、なんでこうなったのか・・・
直接の死因は「敗血性症ショック」。
初めて聞く病名でしたが、免疫が低下して合併症を起こし、
血圧が急激に低下するというものでした。
主人とは40年ずっと一緒でした。
子供がいないので二人だけの暮らし。
Textile-Treeを立ち上げてからは、
ほぼ24時間一緒のようなものでした。
たくさんの時間を一緒に過ごしてきたのに、
甦るのは、倒れていた時からお葬式までのあの時間。
病院に運ばれ、検査中に血圧が急低下し、
すぐに救急救命に変わり
お医者様から「延命処置をしますか」と決断を迫られ
どうしていいかわからず、、、
主人の手をずっと握っていて、そのまま
お医者様から12時45分を告げられました。
まるで夢を見ているような1日でした。
それからすぐ、お葬式の手配を迫られましたが
冷静に判断することなどできません。
友達や妹の力を借りて、
なんとかお葬式までこぎつけました。
映画やドラマのようなことが
自分の身に起きるなんて、、、
そのあとも過酷な状況は続きます。
悲しむ間もないような、山のような仕事に追われ、
必死でクリアしながら現在に至っています。
もしかしたら仕事の忙しさに
助けられているのかもしれません。
妹も週2〜3回、千葉から手伝いに来てくれています。
主人の姉兄弟や、友人たちも暖かく支えてくれています。
今はみんなに支えられながらなんとか元気でいます。
あの時、こうすれば、もしかして・・・
どうしてもっと主人にああしてあげなかったのか・・・
そんなことを思うと涙が止まりません。
けど、一つだけわかるのは、
主人は私のことが大好きで、
いつもそばに一緒にいたがっていたこと。
だからきっと、ここにいるのです。
いつも私のそばにいるのだと思います。
出かける時は、主人と一緒に出かけます。
主人にいつも話しかけます。
主人がして欲しいこと
したかったことをしてあげたい。
できなかったことをしてあげたいと思っています。
主人は私と一緒に近くの公園に
おべんとうを持ってお花見に行くのを
とても楽しみにしていました。
今年もその季節がきました。
一昨日はまさにお花見日和。
お弁当作りを頑張って、
妹と3人で出かけました。
「ごっつぉさんだね」
主人の嬉しそうな声が聞こえます。
主人は私の中で一緒に生きています。
だから主人の分まで元気で、いい仕事をして
主人が誇らしく思えるような生き方をしていこう。
たくさんたくさん泣いて、
今はようやくそう思えるようになりました。
昨年の12月に、初めて主人と一緒に写真を撮りました。
一緒に仕事をしているカメラマンさんが
撮ってくれたもので、最初で最後のツーショット。
素敵な笑顔の主人を残してくれました。
今思えば、まるでこの日がわかっていたかのような
不思議な出来事がたくさんあります。
1月から、ブログもfacebookも止まったまま。
けれど今日から再開です。
今までお世話になったみなさん、
本当にありがとうございました。
そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
2017年4月7日。