龍村平蔵の古代裂の復元が見られた2つの展覧会を紹介します。
宮尾登美子の『錦』を読んでから2年後の2013年、横浜高島屋ギャラリーで創業百二十年記念『龍村平藏「時」を織る。』という展覧会が開催されました。もう一つは2019年、10月~11月にかけて、東京国立博物館 平成館で開催された御即位記念特別展『正倉院の世界ー皇室がまもり伝えた美ー』です。龍村平蔵が復元した琵琶袋「縹地大唐花文錦(はなだじだいからはなもんにしき)」が、さらに精度が高められ、織物ばかりでなく姿かたちも復元されています。詳しくは「素材の話」で書きましたので、ぜひご覧ください。