島精機支店長の、熱い思い!Vol.2(ニット事情)

『テキスタイル用語辞典』制作でもお世話になっている
株式会社島精機製作所」東京支店の
雑賀(さいか)支店長のことをお話しします。
大学などで講義もされている雑賀支店長のお話しは
いつも大変勉強になります。

先日は島精機さんのショールームでお話を伺いました。
上の写真は精機さんが世界に誇る「ホールガーメント」です。

国内ではニッターさんや糸屋さんなどがどんどん廃業し
「作るところがない」という深刻な状況を抱えています。
日本のアパレルが生産拠点を
賃金の安い中国などに移したことが原因なのは
言うまでもありません。

しかし中国は工賃が高くなり、しかも仕様が面倒で手間のかかる
日本の「小ロット・短サイクル」を拒否し始めてきました。
(もっとオイシイ注文が世界からあるのです…)

ちなみに先日香港出張に行った
ニットデザイナーさんから伺ったのですが
中国ではニットの工員さんが給料や条件のいいところに
どんどん移動し始めており(ますます賃金競争が高まりますね)
この旧正月では“戻ってこない”工員さんが増えるのではと
工場側はビクビクしているとか…

話しを戻しますと…
国内アパレルは中国以外の海外に生産を求めはじめたのですが
インドネシアでは小ロット1000枚、インドではなんと30000枚という事情。
そこで日本のアパレルは「国内生産」を見直し始め
先日の『ジャパン・ベストニット・セレクション』の
盛況ぶりになったわけです。

しかし、日本のニット事情はかなり環境が悪く
すぐに注文に応じられる状態ではありません。
(そのことは12月22日のブログをご覧ください)
雑賀支店長はどんどん廃業していく日本のニット事情を憂い
「まずは歯止めの杭を打つことだ」と考えました。

その話しはまた次回お話しします。

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