素材の話

島精機支店長の、熱い思い!Vol.1

『テキスタイル用語辞典』制作でお世話になっている
株式会社 島精機製作所」さんに
編み地や織り地の最終確認に伺いました。
コンピュータシミュレーションで作られる編み地や織り地は
なかなかいい感じに仕上がっていました。
(前澤さん、スタッフの皆さんありがとうございます!)

12月15日のブログでも紹介した
島精機さんの「アパレルデザインシステム」という
バーチャルシミュレーションのシステムで
編み地や織り地を作って頂いています。

今回は東京支店長の雑賀(さいか)さんをご紹介します。
雑賀支店長からはお会いするたびに
ニット業界やファッション業界への熱い思いが伝わってきます。

先日は国内のニット事情に関して下記のメールを頂きました。
「ジャパン・ベストニット・セレクション」や
ニット産地の甲府への出張で感じたことだといいます。

「最近中国生産が困難(納期、品質など)になってきていることもあり
日本回帰的な感じで、国内の稼動が若干上がってきている
イメージがあります。
しかし、今まで10%でも国内生産を残していた企業が
20%や30%に既存の取引先との間で進めていくことは可能ですが
100%中国等海外生産していた企業が
急に国内生産を求めても、価格、やりとり方法等々
簡単に出来ることではないようです。

日本でのモノ作りをするのなら
今までの海外生産の延長でなく、エコや素材
技術を活かしたモノ作りを意識して、変えていく必要があると思います。」

雑賀支店長は、大学などでもニットなどを取り巻く
マーケティングの講義をしていらっしゃいます。
一昨日も首都大学で講義をしてきたとのことでした。
企業の方の現場の講義は、学生たちにとっても生きた授業です。

ちょっと感動したのは、雑賀支店長が個人的に応援している
東京の若手ニッターさんや
フリーのニットデザイナーさんの会の話しです。
国内のニット産業の再生に熱い思いを抱いている…
その話しはまた次回に!

【Textile-Tree/成田典子】

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