特派員ブログ

電動スクーター導入♪

真夏日が続くDurhamですが、6月からトランスポーテションの選択に新風が♪ 去年までは、ソルトレイクでもあったバイク(自転車)のレンタルがあったのですが、なんと電動スクーター(日本でいう原動機付自転車ではなく、キックボード形式のものにモーターがついてるもの)が大大的に導入。4つの会社が、オレンジ、ターコイズ、ライムグリーン、ブラックと色を変えておよそ800台をDurham地帯に設置。
https://www.newsobserver.com/news/local/article231437783.html


⬆️Durhamのダウンタウンの中央広場に設置された電動スクーター。

利用できるのは16歳以上。免許は不要。電動で接続するドックもないので、手軽なうえに地球にも優しい。私も実はちょっとだけ試し乗りしたんですが、最初にちょっと蹴ってからハンドルをねじるとそれがアクセルでなかなか快適。スピードは会社によって多少違うようですが、約15mph(25kph)まで。緩やかな坂があるところでもスイスイ。自転車だと結構キツいんです!
https://www.li.me/programs
ヘルメット着用は奨励で義務にはなっておらず、走行はバイクレーンで歩道走行は禁止。市の交通規則に倣って運転とのこと。料金は各社差がありますが、アンロック費用(スマホにインストールしたアプリからORコードでバイクをアンロック)、マイルごと、時間も加算されていくシステム。導入されたばかりなので、各社競っていろいろなプロモもやっているようです。


一番興味深かったのは、パワーのこと。ドックがないということはどこでチャージするの?ソーラーパワー?とか思ったのですが、なんととても面白いシステムを使っています。Limeを例にとると、レンタルできる時間が朝の8時から夜11時までで、その後インディペンデントのコントラクターたちがアプリを使って、どこのどのバイクがどのぐらいのバッテリーが必要かを見て、自分のトラックやバンを使ってピックアップ。家で専用のチャージャーを使ってチャージしてアプリで支持された場所に朝戻すというシステム。


Limeのこのコントラクターたちは通称ライム・ジューサー(うまいネーミング!)と呼ばれ、一台チャージするごとに代金が支払われるという画期的なシステム。地域やコンディションによってPayは変わりますが、だいたい一台に付き$5-$12、一晩に10台チャージすれば$100ぐらい稼げるという感じ。アルバイトとしては悪くないですよね。アプリを駆使したテクノロジーの賜物のシステム。
https://www.ridester.com/lime-charger/

まさしくスケボ世代にはドンピシャなこの新しいトランスポーテション。いいこと尽くしの感がありますが、不安も無きにしも非ず。一応、Durhamのある地域はこの電動バイクに向いてるということで承認されたようなんですが、安全面を考えるとDurhamの車道はまだまだ狭く交通量が多い。そしてバイクレーンは車がバンバン走る斜線の真横に接していて狭い。ソルトレイクのダウンタウンのように広い車道に駐車レーンの外側(駐車レーンと歩道の間にある)に作れらたバイクレーンとはまったく違うので、私はここでは自転車でもさえも走るを躊躇していました。ヘルメット着用は奨励されているものの義務ではないので、被っている人を見かけません。作りが簡素なのでフレキシブルに動けますがその分ちょっとでも車と接触すれば大けがは間違いないでしょう。免許がいらないということは、交通法規に従うと言っても持ってない人は知らないことが多いのでは?とかいろいろと安全面では改善すべき点がのこされているような気がします。

ともあれ、地球温暖化も深刻な中、エコな交通機関が普及するのはいいこと!うまく改善して定着してほしいです♡

ヨーロッパでも多く普及しているようです。日本はどうでしょう?東京はやっぱりちょっと危険な気がしますが。渋滞回避には持ってこいなんですが!