創立113年、大館鳳鳴高等学校の
悲願の初甲子園のプレイが終わりました。
3月11日の巨大地震は、
「甲子園出場を町起こしの足がかりに!」と湧いていた
地元住民や商工会議所の意気込みも削いでしまいました。
交通や被災地の事情もあり
全校生徒や、多くの人が駆けつける予定だった大応援団は中止。
24日の奈良の天理高等学校との第一試合は
母校の体育館で、揃いのTシャツで生徒や先生が応援したそうです。
2002年まで100年近く使われていた公式戦ユニフォームが
甲子園初出場をきっかけに復活。早稲田大学のユニフォームに似た
伝統を感じさせるシンプルでいいユニフォームです!
岡山県・創志学園の野山慎介主将の選手宣誓。
淡々と、力強い言葉が心に響きました。
今回の選抜甲子園は「これが甲子園?」と思えるほど
スタンドはガラガラで、しかもブラスバンドの演奏も自粛。
元甲子園球児の夫は
「夏の甲子園の、すり鉢状の球場からゴーっと響いてくる
歓声と太鼓の音が腹に伝わってくる…
その感覚が、数十年経った今でも残っている」といいます。
「甲子園」がこうして日本人から大きな支持を得ているのは
「みんなの希望の星」だからでしょう。
プレイする選手だけではなく、応援する人たちが
声を出し、演奏し、パフォーマンスをし
それぞれの思いを発散し、みんなが熱く燃える甲子園。
これが甲子園だと思います。
これを味わえなかった大館鳳鳴高校の選手の皆さん
応援に駆けつけられなかった応援団の皆さん
不完全燃焼に終わった今回の悔しさを
次の「夏の甲子園」を目指し、今から頑張ってください。
今回の経験は、大きな大きなステップになったと思います。
私も今日から「甲子園」目指し、頑張ろうと思いました。