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ドレスメーカー学院「DOREME SELECTION 2013」

ドレスメーカー学院 卒業制作展
「DOREME SELECTION 2013」が開催されました。
卒業生全員参加のショーとなり、
3年生・4年生の部と、2年生の部の
2回のステージで卒業作品が発表されました。
3年・4年生の部では、ファッション業界の
著名な5人の審査員により、各賞が受賞されます。


・・・・ステージにズラリならんだ受賞者のみなさんと作品・・・・

今回の卒業制作展では「折り鶴」がアイコンになっていました。
これからのファッション界を担い羽ばたいていく
若いクリエーターたちへのエールなのかもしれません。
受付や、展示会場にも折り鶴が置かれていました。
とてもいいアイディアなので、
もっとたくさんあっても良かったかもしれませんね。


・・・・「DOREME SELECTION 2013」のパンフレットは番号順に折ると
「折り鶴」が出来上がる大きな折り紙になっています・・・・


・・・・インビテーションカードも「折り紙」です・・・・

全員参加のショーは、一人ひとりが
それぞれのテーマで作品を制作します。
モデルやショーの構成も学生の手で行われています。
テイストがバラバラで個々のレベルの差もあるので、
演出も難しいところはあります。
昨年より制作が始められ、ここまで至るのは大変だったと思います。
ショーでは緊張しながらも
みなさんの気持ちの熱さが伝わってきました。

今年のショーは、アートなクリエーションよりも
服の基本をしっかり残し、細かな手仕事で
丁寧に作っているものが多いように見受けられました。
審査は、午前中に行われました。
一次審査では学生によるプレゼンテーションが行われ
プレゼンーション力の高さも評価のひとつとなったようです。


・・・・「最優秀賞」を受賞した高度アパレル専門科4年の
古澤英子さん(右端)と作品「Orientalism」。オリエンタリズムをテーマに、
細かな刺繍を駆使して、ヘッドドレスやバッグ、靴のアレンジまでの
トータルコーディネートをすべて自分で手掛けたといいます。
特にプレゼンテーション力の高さが評価され、ステージでも披露。
審査員全員一致で決まった最優秀作品です・・・・


・・・・「優秀賞」を受賞したアパレルデザイン科3年加賀龍さん(右端)と
作品「ーブレ・ボケー」。テクニカルなドレープやシャーリングと
プレゼンテーション力が評価されました・・・・


・・・・「優秀賞」を受賞したデザインアート科4年大成良和さん(後ろ中央)と
作品「on the moon」。シンプルで美しいシルエットが評価されました・・・・


・・・・『ドレス&コー』デザイナー坂口英明氏(左端)による
『坂口英明賞』を受賞したアパレル技術科3年
全 守娟(ジョン・スヨン)さん(右端)と作品「Glam or breath」・・・・


・・・・アッシュ・ペー・フランス(株)roomsLINK ディレクター
松井智則氏(左端)による『roomsLINK賞』を受賞した
アパレル技術科3年鈴木啓史さん(右端)と作品「TARO’S」。
ファストファッションにはないアーティスティックな楽しさなどが
評価されました・・・・


・・・・(株)ベイクルーズ 取締役CMO 和田健氏(左端)による
『ベイクルーズ賞』を受賞した、アパレル技術科3年山上陽子さん(右端)と
作品の「Gypsy」。手仕事の素晴らしさが評価されました・・・・


・・・・『カミシマチナミ』代表取締役 渡部寿貢氏(後方右端)により
『カミシマチナミ賞』を受賞したアパレルデザイン科3年山本恵里子さんの
作品「簪」。シンプルでモダンなフォルムですが、伝統技術を凝らして、
糸1本1本に神経を注いだ作品が評価されました・・・・


・・・・(株)オンワード樫山 商品・技術・マーケティング開発室
黒部和夫氏(右端)による『黒部和夫賞』を受賞した、デザインアート科4年
徳島亜季さん(右から2人目)と作品「踊る金魚」。
徳島さんは、モデルとしても出演・・・・


・・・・ドレスメーカー学院、岡正子院長。ショーの間は
遠くからずっと学生の作品を見守っていました。
受賞した学生はもとより、頑張ったすべての学生のみなさんに、
暖かな言葉とエールを送っていました・・・・


・・・・「最優秀賞」を受賞した古澤英子さんは、
「DOREME SELECTION 2013」の実行委員長も務めました。
1月には早々と自分の作品を仕上げ、
その後は実行委員長としての任務に専念したといいます。
ショーの最後は、時折涙が込み上げながらも、
実行委員長としての立派な挨拶を見せてくれました。
支えてくれた先生、友人、家族たちへの感謝の言葉と、
夢に向かっての力強い言葉で締めくくられました・・・・

アパレルデザイン科、アパレル技術科、アパレル専門科、
デザインアート科の3年生・4年生34人の作品ショーと、
受賞発表が終わり、はちきれんばかりのフィナーレです。
緊張でこわばっていたモデルのみなさんも、頑張った制作者のみなさんも
緊張感から解き放たれ、成し遂げた嬉しさも加わり、
本当に晴れ晴れしています。
みなさん、元気に飛び立ってください!