編集長ブログ

『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング』Vol.1

ハイエンド・ハイデザインのライフスタイルを発信する
インテリア関連の国際見本市『IFFT/インテリア ライフスタイル リビング
(主催:社団法人日本家具産業振興会/メサゴ・メッセフランクフルト株式会社)
が開催されました。(10月17日〜19日)


・・・・デザインやトレンドに敏感な来場者が多いような気がします・・・・

インテリアやライフスタイルトレンドは、ファッションとも密接。
今回はテキスタイルにも力が入れられているようで、
ハイムテキスタイルトレンドやインテリアトレンドのトークショーをはじめ、
「ファブリケーション(Fabric + Creationの造語)ブランド」のコーナー、
日本のものづくりとデザインを融合させた「JAPAN STYLE」コーナーなど
見所満載。3日間の取材となりました。

出展は11カ国・地域から338社・団体、3日間の来場者は19,166人。
6月に開催された「Interior Lifestyle Tokyo」よりも規模は小さく
雑貨などの出展は少ないものの、「マテリアル」「リノベーション」に
焦点を当て、消費者の「編集型ライフスタイル」のニーズに対応していく
密度の濃い展示会となっています。
すでに来年6月に行われる「Interior Lifestyle Tokyo」では、
毎回注目されるアトリウム特別企画が「JAPAN STYLE」に決定しており
世界へと進出する「ジャパン」のブランディングが
ますます楽しみとなっています。


・・・・5つのファブリケーションブランドのテキスタイルで構成された
「FABRICATION CAFE」。フィンランドのアルティック社からは
アルヴァ・アアルト設計した椅子が提供されるなど、
名作のヴィンテージ家具に接しながらカフェを楽しめます・・・・

見本市のコンセプトや特別企画、会場構成は
インテリアデザイン業界を牽引する、青木昭夫氏(クリエイティブディレクター)、
小柴大樹氏(ライフスタイルプロデューサー)、南村弾氏(デザイナー)、
本間美紀氏(ジャーナリスト)の4人がクリエーティブディレクションを担当。
特別企画の「Creative Resource 素材と造作のちから」は
建築家の芦沢啓治氏がコンセプトディレクターを務めるなど、
クリエーションやトレンド発進力の高さも注目です。


・・・・「Creative Resource」のコーナー・・・・


・・・・椅子などに実際に使われた素材もさりげなく展示されています・・・・

「Creative Resource」コーナーでは中央に「Material Park」が設置され、
芦沢啓治氏や藤森泰司氏(家具デザイナー)をはじめ、
デザインスタジオのドリルデザイン、橋本潤氏(インテリアデザイナー)
などから提供された、マテリアルやデザインのイメージ源となった
お気に入りの素材、捨てられない模型などを展示。
クリエーターの“マテリアル倉庫”が見られる貴重な企画です。


・・・・建築家やデザイナーのイメージ源が見られる「Material Park」・・・・


・・・・テーブルに書かれているメモがリアリティです・・・


・・・・いろんな素材で作られた紐のボール・・・・


・・・・部品、紐、金属板、木片など、様々なマテリアルが
デザインの発想源となります・・・・


・・・・プレゼンに使用した模型も展示されています・・・・


・・・・復興支援プロジェクト「石巻工房」をプロデュースしている
建築家の芦沢啓治氏(右)と家具デザイナー藤森泰司氏(左)のトークショー。
「もっと活用したい造作家具の実力」をテーマに、クリエーターならではの
リアリティのある体験トークが勉強になりました・・・・


・・・・世界が注目するハイムテキスタイルトレンドのトレンドセッターでもある
テキスタイルデザイナー南村弾氏による「Heimtextil TRENDS 2013/2014 Preview」
「Being」をテーマに、実物のテキスタイルを見せていただきながらの
わかりやすいトレンド解説・・・・


・・・・「Heimtextil TRENDS 2013/2014 Preview」の
ライブアート形式のコーナー・・・・


・・・・ホログラムの表紙。トレンドブックも販売されています。
カラーチップ付きで7,000円は悪くない価格かも・・・・


・・・・・「Heimtextil TRENDS 2013/2014 Preview」の
4つのトレンドテーマ・・・・


・・・・フランスの情報会社(株)グローカルネットカルランジャパンによる
「ライフスタイルとインテリアトレンド2013秋冬」・・・・


・・・・・5つのトレンドテーマが提案されました・・・・

次回からはテキスタイルを中心に、取材したブースをご紹介します。
トレンドの詳細はFASHION TREND net!でお伝えします!