さらなる発進力を!「TLF第86回東京レザーフェア」VOL.3

TLF第86回東京レザーフェア」取材の第3弾です。
TLFでは、一般の方も参加できる体験イベントや
デザインコンテストが開催されるのも特徴です。

毎回好評な一般公募のデザインコンテスト「TLF革のデザイン展」は
自由な発想で描く「アイデア部門」と
実際に作品を制作する「制作部門」の2つがあります。
今回のTLFでは一次審査を通過した2012年応募のデザイン画が展示され
来場者投票が行われます。

「アイデア部門」は、その後にインターネット投票が行われ
両方合わせた投票数で9月に入選作を決定。
最優秀作や優秀作などが発表されます。
「制作部門」は、来場者投票により二次審査通過作品が選出され
通過者には作品を制作していただき
12月の「第87回東京レザーフェア」で入選作を展示。
最優秀作や優秀作などが発表されます。


・・・・2011年度の「制作部門」と「アイデア部門」の受賞作品コーナー・・・・


・・・・「制作部門」の最優秀作と優秀作は、イタリア・ボローニャで開催される
リネアペッレ見本市会場でも展示されます・・・・


・・・・「アイデ部門」の最優秀作の「革の花札」。
メディアでも取り上げられ話題となりました。制作は主催者側です・・・・


・・・・第一次審査を通過した2012年度の応募作品。
来場者投票による二次審査が行われます・・・・


・・・・「革の仕上げに触れてみよう!」の体験コーナーでは、
職人さんたちがドラム染色、柔軟加工、表面加工、手もみ加工などを実演し、
体験参加も行っていました・・・・


・・・・ドラム染色の展示です・・・・


・・・・「革とシルクの手織り」コーナー。TVカメラやレポーターなどが
取材を行っていました・・・・


・・・・兵庫県、和歌山県、埼玉県などの革の産地も参加しています・・・・


・・・・和太鼓などの伝統産業も・・・・

久しぶりに伺った「TLF東京レザーフェア」でした。
トレンドセミナーやデザインコンテスト、体験イベントなど
来場者参加型のイベントも多く、
出展社ガイドには「資材トレンド情報」が載せられたり
「TREND LABORATORY」のトレンドブックを制作するなど、
とても丁寧な情報発信が行われていました。

限られた予算の中で、内容の濃いものにしようという
主催者側の努力が伺える温かみにある展示会です。
しかし残念なことに、パンフレットも展示の仕方も
「ただ並べました」というような印象が否めなく、
「感性」や「デザイン性」の発進力の弱さが気になりました。

“川上”や地域産業の展示会が今ひとつ伸び悩んでいる原因のひとつに
「ソフトに重きを置かない(お金をかけない)」ということが指摘されています。
現代の消費者の心をとらえるには「視覚効果」が不可欠で
暮らしにおける「デザイン性」がますます重要になっている時代です。
技術や文字情報だけではなく、
そこにビジュアルの表現力がともなって発信される
「デザイン力」をぜひ強化していただきたいものです。
「東京レザーフェア」が東京スカイツリーとともに
地元産業のシンボルとなるよう、心から応援しております。