家族の絆。美智子さまのリフォーム。

いつの時代からか、ものが簡単に安く手に入るようになってから
「ものを大切に」しなくなってきたようです。

自分で糸を紡いで織り上げたものは愛着があります。
綿や絹がなかなか手に入らなかった時代は
「使い切る」暮らしをしてきました。

古くなった着物は、端切れを縫い合わせて着物にしたり
(今でいうパッチワークですね)布団にしたりします。
布がくたびれてくるとそれをほどいて布を裂き
細い紐にして再び織り上げます。
これが「裂き織り(さきおり)」です。

これも使い古されてくると、さらに布を裂いて
今度は組み紐に作り直し
「背負子(しょいこ)」やワラジなどに利用されました。
最後は紐の端に火を付けて燃やし
煙は虫除けになり、灰は土に還ります。

私の母も、着物や毛糸をほどいてリフォームを
当たり前のようにしていました。
いまも母が着物地で作った綿入れ半纏(はんてん)がありますが
宝物のように思えます。

天皇ご一家も
美智子さまがお召しになったドレスを
ちょっと仕立てなおして紀宮さまが身につけられるなど
洋服のリフォームは、当たり前のこととしてなされて来たそうです。

この紀宮さまのコートは、はたしてどうなのでしょうね。

「もったいない」だけではなく
こうして捨てられない家族の思いがつまったリフォームには
「親子の絆」「家族の絆」が生まれるのだと思いました。

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