『神様たちの街』『徘徊 ママリン87歳の夏』

高齢化社会の生き方のヒントになる
(これからの生き方のヒントになる)
2つの映画が上映されています。

神様たちの街
『神様たちの街』
神戸で戦災・震災を生き抜いた人々の爆笑ファッションショー。
阪神大震災(1995年)10年を契機に神戸市兵庫区で始まった
「兵庫モダンシニアファッションショー」は、
昨年12月で11回を迎えました。

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・・・見寺貞子先生の2016年6月1日読売新聞記事・・・

アドバイザーとして
第1回から着こなしや衣装の製作指導をしているのが、
神戸芸術工科大学の見寺貞子(みてらさだこ)先生です。
スタート当初は、シニアのファッションショーを
なかなか理解していただけず、
観客20名というところからのスタートでしたが、
昨年は約300人も詰め掛けたといいます。
ショーに出るのが生きがいであり、
みんなで笑い合い、来年も元気で会おうねと励まし合い、
そして何より自分たちを叱咤激励し、
ここまで引っ張ってくれた見寺先生を喜ばせたいと、
みなさん頑張るのです。

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・・・見寺貞子先生(左)と田中幸夫監督(中)。
田中監督の着ているのは、大島紬の着物を
リフォームしたシャツ。見寺先生と
研究室チームが作ってプレゼントしたもの・・・

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・・・上映初日のため、『神様たちの街』上映の後には、
田中監督と見寺先生の舞台挨拶がありました・・・

その見寺先生とご縁があったのが、
社会派のドキュメエンタリー映画監督として知られる
田中幸夫監督です。
日本最大のドヤ街であり、同和地区で知られる
大阪市西成地区で暮らす人々と、
彼らを支援する人々に密着した
『未来世紀ニシナリ』(2006)。
同性愛、SM、身体改造など、
セクシャルマイノリティのドキュメンタリー
『凍蝶圖鑑(いてちょうずかん)』(2016)、
『徘徊 ママリン87歳の夏』(2015)は、
認知症の母を抱える娘と、
その母のズレまくり会話の
大爆笑の認知症ドキュメンタリー映画です。

凍蝶圖鑑
『凍蝶圖鑑(いてちょうずかん)』(2016)

徘徊
『徘徊 ママリン87歳の夏』(2015)

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・・・劇場には新聞や雑誌などの紹介記事も・・・

その田中監督は、
はじめは“年寄りのファッションショー”には
興味がなかったようですが、
戦災や震災を生き抜いた“逞しい年寄りたち”の
前向きな生き方に惹かれ、見寺先生の人柄に惹かれ、
映画を撮りたいと思ったといいます。
田中監督は、大震災の時にも助け合い、
励ましあってきたこの素晴らしい神戸の人たちや、
徘徊の母を近所の方たちみんなで見守ってくれた社会を

「上質な庶民」と表現します。

とてもいい言葉です。
歳をとることも、認知症になることも、
認知症と向き合うのも、
楽しめば、まあいいか・・・。
人にちょっと優しくして、ちょっとおせっかい焼いて
死を迎えるまで、精一杯生きようかな!!と、
ちょっと思えた映画でした。

7月2日(土)~7月15日(金)
新宿K’s cinema
『徘徊 ママリン87歳の夏』
『神様たちの街』
http://www.ks-cinema.com/

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・・・田中監督(左)と『凍蝶圖鑑』を製作するきっかけを作った
大黒党ミロさん(右)。ミロさんは、当時性的マイノリティの
人たちの集まるバーを経営していて「なんで私たちを撮らないの」
と言われたのが、映画製作のきっかけといいます・・・

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・・・ミロさんも映画にはドラッグクイーンとして参加しています。
プランナー、プロデューサー、そして漫画家として『薔薇族』
などにも描いている、その業界では有名な方のようです。
実家は代々から続く刀鍛冶師。かなりの博識で歴史などにも
詳しく、緊縛(きんばく)の話は、天岩戸の時代まで遡り、
神や宗教にも通じるものがあるようです。ゲイやSMの世界も
奥が深いなあと、聴き入ってしまいました。
ミロさんは、マニア同士の世界にとどまらず、
勉強会やレクチャーも行っています・・・

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・・・上映会が終わった後は、新宿のNEWOMANで親睦会を!
田中監督、見寺先生をはじめ、神戸芸術工科大学の先生、卒業生、
ファッション関連業やアーティストの方たちが集まり
盛り上がりました!・・・

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・・・親睦会に参加したダンサーの奥田純子さん。
リクエストに応えてパフォーマンスを!
高く上がった長い脚に、大きな歓声が!!・・・

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