特派員ブログ

シャットダウン(>_<)

さて、春もいよいよ本格的に・・・と思ったら、ノースキャロライナ州もとうとう3月17日の17時より全州のすべてのバーとレストランのシャットダウンの命令がでました(;’∀’) テイクアウトとピックアップ(Uber Eatsなど)以外はすべて閉鎖。日本からやや遅れてアメリカでは感染が広がり始めましたが、勢いを増してきたのでかなりの州でシャットダウンが始まり、カルフォルニアではとうとう外出禁止令まで発令されました。

日本はなぜか飲食関係は閉鎖になってないようですが、アメリカは学校から始まって公共施設のあとは飲食店でした。このおかげで日本より激しい買い占めが始まっていて、トイレットペーパーはもとより紙製品、殺菌関係の商品、非常食的なものから生の鶏肉(冷凍しといて調理しやすい?)までスーパーの棚がガラガラ。その棚を見てまたほかの人たちが焦って探しまくって買い占めるという悪循環。

一部のスーパーでは開店前の1時間をシニアの人たちだけにオープンするような特別処置を考え出しています(消毒したばかり、人が少ない、商品を優先的に買えるなどのメリット)。医療現場ではマスクやグローブが不足して使い捨てにできないというシビアな状況も発生。アジアと違って街でマスクしてる人はほぼ皆無なのですが、治療にあたってる最前線の人たちにマスクやグローブがないというのは非常にまずい状況ですね。

というわけで、今アメリカはかなり深刻な状況、そして私も無期限の無給ステイケーションが始まりました。さてどうなることやら!!!


⬆️こちらはシャットダウン前のダウンタウン。突然現れたアート?何かと思ったら、”Call Your Ancestors””Call Your Ancestors”って書いてある電話ボックスがあってしかも黒電話!

https://www.discoverdurham.com/events/interactive-exhibit-call-your-ancestor/

Interactive Exhibit — “Call Your Ancestor” | Discover Durham

Temporary public art that includes a constructed telephone booth that will allow participants to enter the booth and “call” a dear departed ancestor who they

www.discoverdurham.com

何かと思ったら後ろでペイントしていた人が私の近くに寄ってきて”ここからあなたのご先祖さんや死んでしまったあなたの愛する人に電話ができるの”って。ん?なんかの宗教?って一瞬びびったのですが、電話は本当にもちろんつながるわけでないのですが悲しみを癒すセラピーとしておかれたもの。なんと、日本の岩手の被災地の庭師の方が実際自分の庭にインストールして有名になったものからインスパイアーされたものらしいのです。

実は私はそのことを知らなかったのですが、この記事を書くにあたって調べたらそう書かれていてびっくりしました!佐々木格さんのイギリス風のお庭にインストールされた”風の電話”。

https://ispr.info/2018/09/11/japans-otsuchi-wind-phone-lets-the-living-talk-to-the-dead/

https://withnews.jp/article/f0180825007qq000000000000000W09f10401qq000017904A

「妻が生きてたらきっと寄付した」 3万人癒やした「風の電話」の今 – withnews

会えなくなった人に思いを運んでくれる「風の電話」を知っていますか。東日本大震災の被災地、岩手県大槌町の海を望む丘の上。白い電話ボックスがたたずんでいます。置いてあるのは黒電話。その電話線はつながっていません。老朽化して、倒壊寸前だった「…

withnews.jp


⬆️シャットダウンする前はバーの外でくつろいで飲みながらゲームしたりして楽しむ姿も。

⬆️DurhamはBull CItyという愛称があって、雄牛がシンボル。あれ?いつのまにか、誰かがマスク作ってあげた?

⬆️ノースカロライナ州はまだ外出禁止にはなってないので、パピーたちをつれて同僚たちとハイキングに。でもこの日は30℃もあって暑さに弱いGoa蔵は早々に退散!


⬆️経済的にも精神的にもみながつらい思いをしているこの時期ですが、うちのご近所さんたちはとても平和。犬のお散歩、子供と庭でピクニック、ジョギング、庭の手入れ、外で日向ぼっこしながらラップトップでお仕事。ペットや子供たちは親が一緒にいてくれて幸せそう。

こんなに緊急事態が世界的に起こるなんて想像だにしなかったのですが、感染拡大がひどいイタリアでは公害が著しく減ったとか、ヴェニスの運河がきれいになって野生のイルカが来たとか・・・なんだか自然を壊し続けてきた人間へのウェイクアップコールのような気もしています。そして忙しさで忘れてしまった人間同士のコミュニケーションとかいろんな意味で考えなきゃいけない時期なのかなとか。それにしても多くの人が苦しんだり亡くなったりしてるわけなので、この事態を厳しく受け止めて拡散しない努力を一人一人がしなければと思います。一刻も早くワクチンや薬ができますように。


⬆️この騒ぎをよそに花たちは春を告げ、ベストシーズン!でも実はこちらは花粉も全開で、朝車をみると黄色のベールが一面に。でもアメリカでマスクするのはなかなか勇気のいることです!