渡辺弘子の布絵の世界Vol. 1

弘子姉さんは、1990年頃から独学で布絵をはじめました。
太刀魚、カボチャ、サバ寿司など、日常の身の回りの食べ物や
そしてこの「おたやん」を主人公にした
昔の暮らしを作品に綴りはじめました。
初めは自分だけの趣味でコツコツ作っていましたが
いつの間にか評判になり
作品展をやって欲しいという依頼が来きて
回を重ねるようになり
地元はもとより、昨年は長崎でも作品展を開催しました。

http://www.nagasakips.com/index.php/diary/649-nunoeten

http://www.nagasaki-np.co.jp/douga/20090602/08.shtml

・・・弘子姉さんの作品展でもお家の玄関にも
まず「おたやん」が「いらっしゃいませ」と迎えてくれます・・・

私はこの「おたやん」が大好きです。
親しみやすさと色気があり、弘子姉さんそのものだなと
思いました。
この触りたくなるようなお尻の丸み、
何ともいえない手や足の仕草など、「うまいなあ…」と思います。
布絵を作り初めた頃の弘子姉さんの作品は
「おたやん」に自分を投影して、自分の大好きな世界で
自由に暮らして楽しんでいたように思えます。


・・・『ゆうげ』・・・


・・・『小春日和』・・・


・・・『ふきつみ』・・・


・・・『あから』・・・


・・・『太刀魚』


・・・『とびうお』・・・


・・・『芽の出たさつまいも』・・・


・・・『お彼岸』・・・

・・・上の作品のお地蔵さんはきっと瑞林寺のこの
お地蔵さんだとおもいます。ずっと変わらぬ赤いお帽子です・・・

この瑞林寺には少しお話しがあります。
じつは「さだまさし」さんのお父さん(雅人さん)が、
かつて中国から引き揚げてきた幼少の時期
このお寺の離れで暮らしていたことがあるのです。
「さだまさし」さんは、小説の取材のために早瀬を訪れ
近くに住んでいた弘子姉さんの家にも立ち寄り
色々話しを伺っていったそうです。
既に以前住んでいた家や、象徴的だった桜の木はありませんが
弘子姉さんは記憶を辿り、心を込めて作品に仕上げました。


・・・『サクラサクラ』:幼少期の雅人さんとお母さんの姿を
想像し、作品に仕上げました。当時住んでいた家や、お寺の白壁、
サクラの木などが蘇り、幸せな時間が縫い込まれています。
写真が小さくて少し残念ですが…・・・

・・・まだ石垣が残っている瑞林寺・・・

写真の精度が余り良くありませんが
弘子姉さんの世界は伝わると思いますので
3回シリーズでアップしていきますのでご覧ください。
布絵は「布の魅力」と「絵の魅力」両方を楽しめるアートです。
直接作品を写した写真ではないので
ディテールまでお見せできないのが本当に残念です。
弘子姉さんの作品は細部に手を抜かないので
何度見ても新しい発見があり、飽きることがありません。
機会がありましたらぜひ、生の作品を見て頂きたいものです。

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