素材の話

2012「JFWインターナショナル・ファッション・フェア(IFF)」Vol-1

JFW-IFFは日本のファッションビジネスにおける最大級の展示会です。
ウエア、シューズ、バッグ、アクセサーリーなどの服飾雑貨に加え
インテリアなどのライフスタイル雑貨が出展。
国内はもとより、海外からの出展も多いのが特徴です

ウエアを中心とする“ファッション”そのものが
ダウントレンドになりつつある今日では
単なる「お洒落なファッション」ではなく
商品の背景にある「ライフスタイル」や「世界観」の打ち出しが
とっても重要になっています。


・・・・・JFW-IFFの受付後ろのメインとなるアトリウムは
「旅行」をテーマにした構成・・・・・

2012年7月展の今回は
「トラベル・ゾーン」「ドッグ・ファッション」「ブライダル・スタイル」の3つのコーナーが新設。
「ライフスタイル・ブランド時代」をテーマに掲げたトレンドセミナーや
ABC Cooking Studioから講師を招いた
「店舗こそ最大の広告塔、魅せる料理教室」など
ファッションにおける「ライフスタイル」の重要性を打ち出していました。

また、ヴァージン・アトランティック航空とコラボして
JFW-IFFの受付を空港のような演出をするなど
“円高”を背景に好調な「旅行」にトレンドの焦点が当てられていました。
成田—ロンドンの往復航空券のプレゼントキャンペーンなどもあり
ロンドンオリンピックの販促効果などにも繋げています。


・・・・旅行を意識した航空券のようなインビテーションカード・・・・


・・・・赤い受付ブースの上部に旅行鞄がディスプレイされています!・・・・


・・・・空港の荷物のベルトコンベアのような演出で、年代物の旅行鞄をディスプレイ・・・・


・・・・ユニオンジャック、テディベア、英国歩兵連隊の人形など
英国ムードもいい感じ・・・・


・・・・このシールぺたぺたがとってもお洒落。本物ですね!・・・・


・・・・ちょっと懐かしい旅行鞄・・・・

このような大きな合同展では、
限られた展示スペースと予算の中で
“一瞬で目を惹く” 展示ができるかどうかが勝負どころです。
施行やディスプレイにおける商品の見せ方、
打ち出ししたい商品の絞り込みが重要となります。

残念ながら今回は「洋服」にはあまり目が行かず
気がついたらインテリアや雑貨、ディスプレイ用の什器や小物などばかり
パチパチ写真を撮っていました。
気持ちが惹かれたのは「クラフト」と「アート」の香りがする
「遊び心」のあるものです。


・・・・セミナー会場では、リサイクルアートのような椅子が
たくさん並べられていました・・・・

なかでも、セミナー会場やカフェのレストコーナーで使用されていた
リサイクルアートの香りのする
手づくりの椅子やテーブルがとても気に入りました。
一点一点が全部違うデザインで、木製、スチール、キャンバスなど
素材もまちまち。
けど座り心地はとっても気持ちがいいのです。
テーブルの上にはさりげなく木のオモチャが…これも心憎い演出。
誰かに持っていかれることを心配しなかったのかな…と
これを提案してくれた方の心意気に感動です!


・・・・カフェのあるレストコーナーのテーブルには
こんな素敵な木のお人形が!・・・・


・・・・いい味出しているなあ・・・・


・・・・アパレルなどの業界人にも人気の高い
MOTOYA』の移動喫茶モトヤエクスプレスが出展。
手前にあるのは、一緒に行った千緒さんのジュードの手づくりバッグ。
とっても可愛かったです!・・・・

・・・・赤いテーブルと水色の木製の車の色使いが本当に可愛い!・・・・

こんな素敵な家具を作るのはどこなんだろうと探してみたところ
どうも、今回のJFW-IFFで協賛企業となっている
koma』という手づくり家具の工房らしいのです。

HPを覗いてみたら…

「良質な材料」や「卓越した技術」などは
「ものづくり」において有って当たり前の事です。
「ものづくり」において本当に大切な物は
内面から生まれる「情熱」や「理念」など
様々な想いであると考えています。
komaにとって、そんな「おもい」を表現する手段が
家具をつくる事です。
「おもい」を持って
作業工程の一つ一つを大切に取り組んでいます。

というメッセージが載ってあり、ちょっと惚れてしまいました。

第二弾では、JFW-IFFで目についたブースをご紹介します。