ネクタイ業界の救世主となるか!「渡小織物」×「ネバアランド」

ネクタイ地の老舗「(有)渡小織物」と
個性的な制服ファッションで人気上昇中の「ネバアランド」がコラボした
「リボニッシュタイ」が、大きな注目を集めています。


・・・・「(有)渡小織物」と「ネバアランド」がコラボした「リボニッシュタイ」・・・・

山梨の郡内地方は日本有数の織物産地として知られていますが
日本一のネクタイ地の産地でもあります。
しかし、2005年頃からの「クールビズ」の提唱と、
ビジネスシーンのカジュアル化の影響で、ネクタイは毎年減産を強いられ
ネクタイ産地は大きな打撃を受けています。


・・・・フランスのトレンド情報&企画会社TREND UNIONのディレクションのもと、
2011年3月に原宿で開催された
YAMANASHIネクタイフェア〜ネクタイ無しでは生きられない〜』・・・・

郡内地方の富士吉田や西桂町のネクタイ産地では、産地の活性化を目指し
“新商品”開発のため山梨県の支援を受け、
クリエーターをアドバイザーに迎えたり、
東京造形大学などとコラボして協同商品開発に取り組んできました。
これを契機に自分のブランドを立ち上げたり、
シケンジョ」の臨時職員になっている高須賀さんのように、
産地と深く関わるようになった方もいらっしゃいます。


・・・・「毎日が吉日」をテーマに、光織物(有)と
デザイナーの井上綾さんがコラボしたおまもりぽっけ『kichijitu』・・・・


・・・・スマホなども入れられます・・・・

ヤマナシ ハタオリ トラベル」もその一環です。
東京など都心部のデザイナーさんたちに、もの作りの現場に来ていただく
産地見学のバスツアーを企画。
実際のもの作りの現場を見ることで、生地のことをもっと知って欲しい、
そこから産地と一緒に取り組むクリエーションのヒントを得てもらいたいと、
積極的な呼びかけを行っています。


・・・・「ネバアランド」も参加した「ヤマナシ ハタオリ トラベル」。
(株)槙田(まきた)商店
で傘づくりの現場の見学です・・・・


・・・・山梨県富士工業技術センターでは、
貴重な甲斐絹(かいき)を見せていただきました・・・・

依頼されて作るOEMだけではない、
自分たちから発信するもの作りを目指していた
老舗のネクタイ地メーカー(有)渡小織物の渡辺太郎さんは、
昨年のバスツアーに参加していた「ネバアランド」にコラボをオファーしました。
「ネバアランド」は、Tokyo新人デザイナー大賞なども受賞している
制服をコンセプトにした個性的なアパレル。
「制服=ネクタイ」という単純な発想だけではなく、
ディレクターやデザイナーが自らをキャラクター化している
販促効果の高いパフォーマンス性にも魅力的を感じたのです。
ディレクターのジャミーさんは(こういう名前の付け方も上手い!)、
渡辺太郎さんの申し出に興味を示し、
「女性向けネクタイ」を一緒に開発することになりました。

・・・・「ヤマナシ ハタオリ トラベル」で、(有)渡小織物の渡辺太郎さん(右)と
一緒に「リボニッシュタイ」のプレゼンに加わった「ネバアランド」の3人・・・・

試行錯誤で完成したのが、3WAY、4WAYに着こなしができる
「リボニッシュタイ」です。
普通のネクタイの剣先は太い「大剣」と、細い「小剣」がありますが、
「リボニッシュタイ」は、女性がしても華奢にすっきり見えるように
両方「小剣」を使用しました。
そしてポイントは、ネクタイに留める共布の
リボンブローチを作ったことです。
これは髪につけるバレッタにもできるようにしました。
リボンも大小3個セットになっているので、
リボンの留め方で、様々に表情が変化するのが魅力です。


・・・・三人三様の「リボニッシュタイ」の締め方です。
右からディレクターのジャミーさん、デザイナーのエイリーさん、専属モデルの雪さん・・・・

8月27日に行われた「ヤマナシ ハタオリ トラベル」には
「ネバアランド」の3人が参加。
山梨県富士工業技術センターで行われた、
メーカーさんのプレゼンテーションでは、
(有)渡小織物の渡辺太郎さんと一緒に、
そのいきさつを話してくださいました。


・・・・剣先に「ネバアランド」のロゴマークを入れたオリジナルデザイン・・・・


・・・・ネクタイに3種類のリボンを取り付けました。
リボンの付け方でいろんな表情が楽しめます・・・・・

“ネクタイ”と聞いた時、始めはさほどピンとこなかったようですが
「リボニュッシュタイ」が出来上がると
どんな洋服につけてもピタリとキマル!
今では「ネバアランド」にとって、
なくてはならないアイテムになっていると話してくれました。
日本一のネクタイ産地が作るネクタイは、クォリティが非常に高く
これが、「ネバアランド」のとてもいいイメージアップになっているといいます。
「リボニッシュタイ」は売れ行きも好調で、バリエーションも増え、
男女兼用アイテムとして展開。
帽子などにも、ネクタイ地を使ったリボンをつけるなど、広がっています。
本来のネクタイの基本を崩さず、
新しいアイディアを付加することで着こなしの領域を広げた「リボニッシュタイ」は、
「(有)渡小織物」と「ネバアランド」双方にとって
メリットのあったコラボといえます。


・・・・プレゼンテーションでお披露目された(有)渡小織物の新作ネクタイ生地・・・・・


・・・・現在エキュート立川で展開されている「ヤマナシ ハタオリ トラベル」では
オシャレなネクタイになって販売されています・・・


・・・・下段は『cho tie fighter』と名付けられたマルチでポップな蝶タイ。
ワンタッチでどこにでも着けられる、イージーさも魅力です!
上段は、おまもりぽっけ『kichijitu』・・・・・

高密度な織りのネクタイ地は、素材としての魅力があり、
展開の可能性はまだまだあります。
先日ご紹介した、京都の和装小物の老舗が展開している
がまぐち専門ブランド『ぽっちり』も、ネクタイ地のレジメンタルストライプや
ドビー柄で、ハイセンスでモダンな製品を展開。
和装小物を得意とする京都で製造し、
「made in Kyoto」の魅力も打ち出しています。
それぞれの産地の特性を生かしたもの作りは、「made in Japan」から
「made in Kyoto」「made in Yamanashi」というように、
次のステップは、産地ブランディングなのかもしれません。


・・・・・京都ブランド『ぽっちり』のレジメンタルストライプの新がまぐち・・・・

2 件のコメント

  • リボニッシュタイステキなアイディアですね。
    特に女性の場合は、真ん中に付けなくても良いのではと思いました。
    右とか、左に寄せても、帽子や、バッグに付けてもステキだと思いました。
    航空会社のキャビンアテンダントの制服のデザイナーに売り込んで使ってもらっても
    海外にPR出来るのではと思いました。

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