スウェーデンのダーラナ地方の魅力が凝縮『カール・ラーション展』

スウェーデンの国民的人気画家カール・ラーションの展覧会をNHKの日曜美術館で知り、一瞬で虜になり、ようやく昨日出かけてきました。私の大好きな世界観です。

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
https://www.sjnk-museum.org/program/current/5469.html


絵も素敵ですが、その絵のモデルとなっている、自宅のライフスタイルが素晴らしい。家族、ファッション、そして手工芸の数々でしつらえた、まるで絵本の世界そのもののインテリアや雑貨がたまりません。これらは、奥さんのカーリンがデザインしたり自分で制作したもの。カーリンはその後、テキスタイルデザイナーとしても評価されています。ご夫婦は、ウイリアム・モリスのアーツアンドクラフト運動をスウェーデン流に実践したのです。

カール・ラーション家は、スウェーデンのダーラナ地方にあります。ダーラナ地方は、森と湖の広がる自然の中に“ファールン・レッド”と呼ばれる「赤い木の家」が立ち並び、「スウェーデンの原風景」として愛されている湖水地方です。カール・ラーションの家は、まさにこの赤い家そのもの!


また、ダーラナ地方は、伝統的な手仕事文化が守られており、家族のため、結婚式やお祭りのために使用する刺繍や織物、編み物、家具や食器、馬具、革製品など、実に様々な手工芸品作りが、今なお息づいている地です。カール・ラーション家はそういうダーラナ地方の手仕事の魅力を、カーリンのセンスとアート性で、一層素敵に暮らしに表現しています。

手仕事やテキスタイルの好きな方は、ぜひご覧いただきたい展覧会です。
2018 年12月24日(月・祝)まで。

実は、ダーラナ地方のことは、『つなぐ通信』で滋賀県の旧湖東町にある手仕事作家のための工房村「ヘムスロイド村」を取材に行った時に知りました。「ヘムスロイド」とは、スウェーデン語で「手仕事」の意味。お手本としたのがダーラナ地方でした。ダーラナ地方のレトビック市と湖東町は、湖の東に位置することや、手工芸が盛んなことなど共通点も多く、1994年に姉妹都市を締結したという経緯もあります。

『つなぐ通信』ヘムスロイド村の記事はこちら↓
http://tsunagu-t.com/pc/backnumber/vol16/index.html#page=21

今年は、日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念ということもあり、スウェーデン関連のイベントが多く開催されているようです。