ダイアン・クライスの「レース・リーディング」19世紀

レース鑑定家のダイアン・クライスさんの「レース・リーディング」は
3回シリーズで行われた素晴らしいレクチャーでした。
レースのモチーフに描かれている意味・暗号を読み取るもので
象徴学や暗号好きの私にとっては、たまりません!

今回は19世紀のレースがテーマです。
天使のモチーフが描かれている「エンジェルレース」や、
19世紀のヨーロッパに大きな影響を与えた「ジャポニズムレース」
「ウォーレースwar lace(戦争のレース)」という
戦争に因む大変珍しいレースから
英国ロイヤルウエディングの
キャサリン妃の「ウエディングレース」の話しまで
ダイアンさんの貴重なコレクションを
目の前で見せていただきながらの
楽しいレクチャーが繰り広げられました。
本当に時間があっという間に過ぎてしまった2時間でした。


・・・・・ジャポニズムの影響を受けたレース。
これまでのレースはバラ以外はあまり具体的な花のモチーフは
見られなかったようですが、ジャポニズムブームの頃は
矢車草やアヤメ(アイリス)など、花にもリアリズムが
追求されてきたといいます。
ちなみにアイリスは「悪霊から身を守る」と
信じられていたといいます・・・・・

レクチャーの話しはまたの機会に
『素材の話』で書きたいと思いますが
レクチャーの後は、主催の「ザ・レースセンター原宿」さんの
とっても美味しいアフタヌーンティーセットをいただきながら
ダイアンさんが恒例の「レースカード占い」をしてくださいました。
これはタロットカードのレース版のようなものです。

前回の時に、あまりにあたっていたので本当に驚きましたが、
今回もまさに今の私の状況にぴったりのカードでした。
私が引いたのは21番の「バラシエンヌ」というレースのカードです。
バラシエンヌは17〜18世紀頃のフランダース地方のレースで
非常に細い糸を使い、モチーフが規則的な間隔で繰り返される
とても長持ちするかたいレースです。


・・・「レース占い」のカード・・・

ダイアンさんのレクチャーによると
「バラシエンヌは、同じデザインの繰り返しのレースです。
同じことを忍耐強く、自分を抑制してやっていく忍耐と辛抱が大切」
とのことでした。

まさに、いまやっている『テキスタイル用語辞典』の制作作業は
辛抱強くコツコツの毎日。
それと今、頭を悩めている他の仕事もあり
これも自分の抑制と忍耐の何者でもないような状況で
本当に気持ちがもやもやしていたところでした。

ダイアンさんは
「またぴったりのカードが出ましたね。でも大丈夫、大丈夫。」と
笑いながら言ってくださいましたので
なんか気分が切り替わったようです。

ありがとうございました!

9月29日放映のNHK「美の壷」では
今回レクチャーいただいたような内容のレースと一緒に
ダイアンさんも出演されるようですので
こちらも楽しみにしています。